私たちは提供するシーリングソリューションをオンラインツールにまで拡大し、お客様が作業時間の短縮、品質の向上、安全性の最適化を実現できるようお手伝いしています。 相互連携できるツールにより、設計・施工から必要文書の保存、メンテナンス、長期に渡る品質管理に至るまで、全プロセスのデジタル化が可能になります。
オーナー、設計者、施工担当者が直面する課題を熟知している当社のシーリング専門家は、お客様が最適なシール製品を選定できるように、また文書保存の要求を満たせるようにツールを開発しました。 ツール間の連携が可能なので、それぞれタスクの違うユーザーがリアルタイムで情報を共有できます。 オーナーが同じプロジェクトに関わる複数のチームとサプライヤーをシステムへ招待すれば、みんなが同時に整理されたデータにアクセスでき、一緒に作業できるようになります。作業時間の短縮、費用の削減、また混乱を回避することが可能なのです。
設計者用のオンラインツール
すでに何万人もの設計担当者が無料のエンジニアリングツール Roxtec Transit Designer™ を利用し、それぞれの産業、プロジェクト、用途に応じて最適なシールを選定しています。 配線情報、シーリング要求、施工に関する条件を入力するだけで、メーカー公認の図面、部材表、発注明細、施工に必要な情報が作成されます。 このツールなら、数百もの配線・配管貫通部もわずか数分で設計できます。 Wood Group 社の主任電気設計者 Gary Jennings 氏は、大規模オフショア設備のプロジェクトでこのツールを利用し、次のように話します。 「11,940 本もの配線データを、Roxtec のソフトウェアに直接取り込めました。 数ヶ月とは言わないまでも、数週間もの作業時間を短縮でき、このプロジェクトで私たちは大活躍でした。」
建造品質の保証
品質保証と生産管理の担当者は、最新情報を常に更新できる Roxtec Transit Build™ を利用しています。 これは、配線・配管貫通部シールの施工品質の管理に役立つツールです。情報は記録・文書化されるので、施工担当者と検査官が最新の情報を閲覧することが可能になります。 全貫通部の施工情報を瞬時に追跡でき、効率的なステータス報告ができます。そのため、作業時間の短縮が実現し、シームレスな建造作業フローを確保でき、文書として整理された貫通部登録情報をオーナーや運用会社へと引き継ぐことが可能です。 MJM Marine 社のシニア・コントラクト・マネージャー Jonathan Parks 氏は、配線・配管貫通部を確実に管理できて作業時間を短縮できるこのソフトウェアを最高のツールだと考えています。 「貫通部に関わる作業を 60% まで削減できました。 このソフトウェアを利用すると、貫通部を特定しその場所をすぐに把握できます。信号のような色分けシステムで整理されていて、黄色が準備中、赤が問題あり、緑は施工済みかつ検査済みであることが分かりやすく表示されます。」
配線・配管貫通部の登録
同様に、貫通部の管理と文書保存をシステム化し、長期にわたって利用できるよう開発された登録管理ソフトウェアが Roxtec Transit Operate™ です。 施工当初の段階から最近の配線、配管、機器増設のアップグレード工事に至るまで、貫通部の情報を確認可能です。 シール処理済みの貫通部にに ID タグを付けることで、配線・配管貫通部シールのシステム登録を行うことが可能になり、船舶およびオフショア産業に適用される新規則にも対応できるようになります。 Roxtec Transit Operate™ には最新の貫通部情報が記録され、図面、写真、製品データ、施工説明書、認証証明書などの文書類も一緒に保存されます。 このツールは、船舶や設備のライフサイクル全体を通じて高い安全レベルを保証したいオーナーや運用会社に最適なソフトウェアです。