電線・パイプ貫通部の管理に便利な Roxtec Software Suite™ は定期的に更新され、新機能が加わっています。 その目的は、ユーザー体験を向上させること、そしてお客様が設計から建造、運用に至るまでのシームレスな業務フローの確立をお手伝いすることです。
現在このソフトウェア一式は、設計段階で使用する Roxtec Transit Designer™、建造中に使用する Roxtec Transit Build™、ライフサイクル全体で使用する Roxtec Transit Operate™ の 3 つで構成されています。 設計段階から適切なシール材を選定し、ケーブルの配線リストに沿った貫通部の構成プランを作成できます。 そして、すべての安全要件が満たされるよう施工品質を保証し、長いライフサイクルの間に発生する修繕や更新工事後も各貫通部の安全状態を簡単に維持・管理できるようになります。 ソフトウェアは相互連携し、データ共有できる共通基盤も拡張しています。
設計データをシームレスに転送
プロジェクトに関わる社内外の設計エンジニアが Roxtec Transit Designer™ で設計した貫通部やシール情報は、Roxtec Transit Build™ や Roxtec Transit Operate™ に転送することができます。 この機能は、造船会社や運航会社が配線や配管に変更を加えた場合にも、貫通部の情報を更新するのに便利です。 設計段階から建造段階へデータの転送が容易にできるため、設計エンジニアだけでなく生産管理、品質管理、工程計画の担当者にとっても作業時間の短縮につながり、工事請負業者、下請け業者、施工担当者の作業もシンプルになります。
- Roxtec Transit Designer™ で設計し、すべての必要文書を取得。
- 貫通部データを Roxtec Transit Build™/ Roxtec Transit Operate™ へ転送。
- 各貫通部の関連データはそれぞれまとまって自動的で取り込まれ、貫通部の安全状態を維持・管理することが可能。作業履歴が残っているので、誰がいつ何をしたのか確認可能。
Roxtec Transit Designer™ で設計の変更をすると、Roxtec Transit Build™ / Roxtec Transit Operate™ の側でも変更内容とアズビルド情報を更新できます。
ぜひこの機会に、船級協会の規則に準拠した貫通部シールシステムの登録簿を作成してみましょう。 必要な作業は、各貫通部に ID を付与し、フロアプラン上にその場所を指定し、貫通部の状態を登録するだけです。