蓄電池工場向けケーブル・パイプ貫通部シール

Roxtec のモジュール式シールは、生産規模を拡大するための小規模研究施設や試験プラントから、大規模な蓄電池製造のためのギガファクトリーまで、あらゆる種類のドライルームに最適です。 

安全性と気密性に定評のある性能

Roxtec シーリングシステムは、リチウムイオン電池の製造時に考慮が必要となる充電時の熱暴走から保護するものです。 リチウム化合物との化学反応による火災や爆発のリスクから保護すると同時に、気密性、防塵性、防湿性を備えています。乾燥状態を保ち、清浄で整然とした製造環境を実現します。 気密性を確保することは、湿度、気流、圧力を制御し、乾燥工程のリスクとコストを管理するための賢明な方法です。 高信頼性の Roxtec ケーブル・パイプ貫通部シールを使用することで、事故防止とエネルギー消費の効率化を両立できます。

素早く簡単に標準化を実現するソリューション

さまざまな外径のケーブルやパイプ、電線管を Roxtec のシーリングモジュールで挟み込み、構造に溶接かボルトで固定、あるいはコンクリートに埋め込んだフレームの中に挿入します。 フレームはどのような構造にも対応でき、粉体塗装や表面仕上げをしたステンレス鋼など、さまざまな材質から選択可能です。 例えば、データケーブル、電力ケーブル、スプリンクラー配管、換気配管・ダクトに使用できます。 そして、圧縮機能を持つ部品でシール密閉を施す仕組みです。 壁、サンドイッチパネル、床、天井、制御盤キャビネット、機器筐体、および地下設備に使用できる Roxtec シーリングソリューションが揃っていて、建物エンベロープや変電設備をはじめ、防火壁や防火区画にも対応できます。 危険場所での使用が認証されているタイプや、等電位ボンディング・接地が施せる貫通部シールもあります。

蓄電池セル製造工場の更新工事に備える

Roxtec シールで貫通部設計が簡単になり、施工も短時間で済みます。また、その柔軟性に富んだ特長は、長期にわたってメリットをもたらします。 更新工事の際にはシールを開けて、取っておいた予備スペースを利用することができ、外径の異なるケーブル、パイプ、電線管にも簡単に合わせることができます。 急な設計変更が生じても慌てる必要がありません。 改修が必要になった場合は、既存の配線や配管周りに貫通部シールを取付けることが可能です。 標準化することで施工品質を均一化でき、貫通部の点検とメンテナンスがしやすくなります。 無料で利用できる Roxtec Transit Designer™は計画と設計作業の負担を減らします。 

密集した配線の取り回し

設備機器、制御盤キャビネット、接続箱、エンクロージャーの配線引込口には、Roxtec シールを標準採用するのがおすすめです。 長期にわたり性能を保証できると同時に、密集する配線の取り回しが楽になります。 構成部品は非常に少なく、何十本もの配線を一つの開口部から引き込んでシール処理できるデザインなので、従来工法のケーブルグランドよりも作業量が少なく、取付け面積も小さくなります。 シールは、電力ケーブルや制御ケーブル、配管、換気設備に使用できます。

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