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蓄電池エネルギー貯蔵に Roxtec が適している 7 つの理由

ビジネスの安全性を確保する方法

実用規模の蓄電池エネルギー貯蔵システムを開発設計する場合、システムの安定的な稼働を保護し続けながら、蓄電池設備の故障につがなる危険要因への対策を講じることが必要です。 水の浸入を防ぎ、過熱、熱暴走、それに関連する火災や爆発のリスクを回避しなければなりません。

ここでは、Roxtec のケーブル・パイプ貫通部シールを導入すべき理由を解説します。Roxtec の導入により、国際規格 IEC 62485-5:2020 (二次電池及び電池設備の安全要求事項) と米国規制 NFPA 855 (定置型エネルギー貯蔵システムの設置基準) に準拠できるようになります。

1. 水・塵埃・有害生物の侵入防止

貯蔵設備、コンテナ、部屋、筐体、制御盤キャビネット、エンクロージャーは、水の浸入から保護する必要があります。蓄電池は、腐食のリスクを最小限に抑えるために清潔で乾燥した状態に保たなければなりません。 Roxtec シールは湿度や水の浸入を防ぐだけでなく、ほこり、汚れ、空気中の汚染物質、害虫・害獣から保護します。 そして、最適な動作条件を確保するための環境管理も可能にします。

2. 火災防止

蓄電池エネルギー貯蔵システム (BESS) には、蓄電池を火災から守り、蓄電池設備内の火災から周囲を保護するソリューションが必要です。 例えば、蓄電池が高温にさらされると熱暴走が起こり、それが火災へとつながる可能性があります。 Roxtec シールは、火、炎、煙、熱の拡散を防ぐ性能を認証されています。

3. 爆風耐性

熱暴走した蓄電池システムは非常に揮発性が高く、爆発性ガスや爆発性雰囲気を発生させる可能性があります。 Roxtec は、爆風荷重試験を受けたケーブル貫通部製品を提供しています。最悪の事態が発生した場合、その影響を最小限に抑えます。 蓄電池設備には、Ex 認証を受けた保護が求められる場合があります。 Roxtec のケーブル貫通部製品は防爆機能を持ち、爆発の可能性がある雰囲気内での使用が認証されています。

4. ケーブル把持と安全

熱暴走障害の主な原因の 1 つは、ケーブル終端や接続部の損傷です。 Roxtec はその優れたケーブル把持力と保護性能で、配線の安全と安心をお約束します。

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5. 等電位ボンディング・接地

蓄電池は、静電気放電、機器からの電荷、アーク、落雷の影響にさらされてはいけません。また、大きな電流や電圧を扱う設備は、導電性の部分がアースに接続されている必要があります。 Roxtec BG™ ソリューションは、従来型のボンディンググランドやアースキットの代替となります。1 つの開口部に何本もの装甲ケーブルやメタルクラッドケーブルを通し、シール密閉とボンディング・接地を簡単に施すことが可能になります。

6. 長期にわたる安全と拡張性

蓄電池は、通常の電力供給が受けられない状況下で連続稼働を可能にするために不可欠な設備です。 そのため、設備のライフサイクル全体を通じた信頼性と性能が重要となります。 Roxtec シールは優れたケーブル保護と把持性能を持ち、損傷や故障を防ぎます。 長期的な運用信頼性の確保を可能にし、将来の増設に対応できる拡張性を備えたデザインになっています。

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7. 認証された安全性と効率的なソリューション

蓄電池設備は細部に至るまで品質が求められ、非常に高い安全要求が課せられます。 設備システムは、他の電源が利用できないときに重要な機器を稼働させ続けるためのものです。 認証済みの Roxtec シールを標準採用することで、よりメリットが出ます。 連続生産時に密閉した状態で出荷し、現場でのケーブル敷設時に開いて使うことが可能です。

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