水素製造設備のケーブル・パイプ貫通部は、Roxtec シーリングシステムで標準化できます。 このシステムは、火、ガス、水、塵埃、ネズミの侵入から保護すると同時に、爆風荷重や爆発のリスクからも設備を守る方法として、シンプルで安全、かつ最も効率的なものです。
グリーンアンモニアなどの水素製造設備では、Roxtec シールが目的に適う区画や潜在的爆発性雰囲気が多く存在します。 Roxtec シーリングソリューションが安全な稼働と環境を確保するためにどう使われるか、動画をご覧ください。
制御ルーム -水素製造ルーム間のシーリング
Roxtec シールは、異なる安全区分の部屋や区画を仕切るために役立ちます。コンクリート壁に取付けた Roxtec システムは、その高いガス気密性能でケーブル・パイプ貫通部の周囲を密閉し、防爆ゾーン (1 および 2) の境界を確実に築きます。 また、制御用ケーブルや計装管周りに取付けることで、耐火・耐爆風・耐振動のバリアとしても機能します。 Roxtec シールを背中合わせに使うソリューションの場合、追加の断熱材は不要です。 その他には、水素製造設備の制御室にある電気キャビネットも使用例の一つです。 水や塵埃の侵入を防ぎ、端末処理済みのケーブルも配線できます。
電力ケーブルのシーリング・ボンディング・接地
地下トレンチからスキッドマウント型コンバーターに引き込まれる電力ケーブルには、Roxtec BG™ (ボンディング・接地) ソリューションで密閉し、接地するのが最適です。 また、屋外の変換所から引き込まれるケーブルは、床下にボルト固定した貫通部シールで密閉すると、水、塵埃、ネズミによる被害を軽減することができます。
Ex e 規格の収容箱と屋外用途
複合的な保護性能を持つシステムなので、水素製造区画にある Ex e 規格の収容箱の配線引込み口は Ex 認証を受けているステンレス製貫通部で安全を確保できますし、コンテナ型の水素コンプレッサーのケーブル・パイプ貫通部を火、ガス、爆風荷重、雨、塵埃など屋内外の危険から保護することもできます。