デジタルインフラの安定と安全を守ることが、世界経済にとって極めて重要となってきています。 Digital Infra Network の開発ディレクター Seb Auzonne 氏は、このテーマをさらに掘り下げるために、Roxtec の Rich Story (技術主任・米国データセンター分野) にインタビューをしました。
Digital Infra Network は、持続可能な DX (デジタルトランスフォーメーション) を実現するために活動しています。 Rich Story とのインタビュー動画では、データセンターにおける物理的な保護と安全性に関わる専門知識の重要性を取り上げています。 Rich Story は、Roxtec メカニカルシールが電線、パイプ、電線管の経路をどのように保護するかを解説しています。多くの場合、このシールは電力や接続性に関わる重要なエリアで使われます。 風雨から壁を保護し、耐火基準を維持するのに役立っています。 また、将来の増設ニーズに応えられるよう、シールを再度開閉できるデザインが特徴的です。
「私たちの製品は、水や火の侵入を防ぐのが主な機能ですが、同時に耐候性、気密性、物理的な安全性もあわせ持っています」と Rich Story は話しています。 「また私たちは、お客様の戦略的パートナーとして設計、施工、運用フェーズでもサポートをしています。」
トレーニングと必要書類
施工に関して、Roxtec は現地調査を行いますし、施工業者のために入札用の書類をまとめることもします。現場での施工トレーニングも実施しています。
「建設から運用開始フェーズの間には、試運転に関わる文書、アズビルド図面、検査サービスを提供しています。」
あらゆる場所をシーリング
Rich Story は、Roxtec ソリューションが電力や接続に関わる多くの用途に対応できると話しています。
「電力に関わる用途では、変電所からの経路、屋外にある最初の機器への電圧供給、屋外設備のシール処理に至るまで、あらゆる箇所で使うことが可能です。 接続性、つまりファイバーケーブルに関わる用途では、地下設備につながっている管路口をシール密閉し、湿気やガスが建物内に入るのを防ぎます。 外壁で電力とファイバーケーブルの引込口をシール密閉することで、物理的な安全性を確保することができます。そして安全な区画を完全に分けることができるのです。」
気候変動についての顧客の懸念に関して質問を受け、Rich Story は次のように述べています。
「データセンターを担当している設計エンジニアは、建物への貫通部をどのように密閉処理するかまで要件を指定してきます。配線や配管経路への注目が集まっていることを実感しています。」
(digitalinfranetwork.com/roxtec)