1. ナレッジ・ライブラリ
  2. 研究開発
  3. 最適な材料配合

最適な材料配合

Roxtec では専門家が帯電防止ゴムの開発しています。

最適な材料配合

安全性能が証明され、世界中で使用されるようになったことを考えると、Roxtec の材料専門家は、シールに使われるゴム材の優れた機能を維持するだけで満足していると思われるかもしれません。 しかし、実際はそうではありません。 彼らは新しい強力な粒子を混合することによって技術開発をリードしています。

「例えば最近では、ナノチューブやグラフェンなどのナノ材料を配合したゴムを作ることに成功しました。 つまり、ゴムを帯電防止にすることができるのです。 実際に、帯電防止ゴムやプラスチック材でできたモジュラー式配線・配管貫通部の新しい特許を取得しています」と Roxtec 製品開発部門の主任エンジニア Daniel Sträng は話します。

散逸性材料の導電性は限定的で、電荷を制御するためによく使用されます。

高まる安全性への要求

あらゆる気候や大陸で、様々な産業や過酷なプロジェクトで使われる安全製品を扱っていると、常に新しい条件や要求に出会います。 電荷の流れを大幅に遅らせる帯電防止タイプのシール部品の要求に関しては、エンジニアたちが数年前に十分受け入れられる革新的な解決策を発見しました。 しかし、Roxtec の基本姿勢は、より良い、よりスマートな、そしてよりシンプルなソリューションを追求するために絶えず努力することです。 そのため、材料の専門家はゴム化合物をさらに開発することに挑戦しました。

最新鋭の研究所

Roxtec の材料開発研究所には、混合と試験の両方に対応する非常に高度な機器があります。

「私たちの研究室では、ゴムに含まれる様々な成分を混合するだけでなく、添加する粒子を完璧に分散させて微粒化するのに必要な設備が備わっています。 これに加えて、試作品を徹底的に試験するために必要なものも全て揃っています。 実際、帯電防止ゴムを開発でき、さらに難燃性を高めることもできました」と Roxtec の材料専門担当である Panch Svensson は述べています。

ノーベル賞受賞者が注目するグラフェン

シーリング材料の専門家たちが、望ましい機能を実現するために試行錯誤している興味深いナノ材料の中には、カーボンナノチューブとグリーングラフェンがあります。 例えばグラフェンは、黒鉛をベースにした材料で、強度が高く、硬く、耐火性があり、軽量で、添加することで材料特性を向上させることができます。 2010 年にマンチェスター大学の研究者たちがグラフェンの画期的な実験でノーベル物理学賞を受賞したこともあり、多くの市場にあります。 帯電防止以外にも、シール製品に有利な特性を持っているようです。

専門家の考えとしては、ゴムの配合が最終的に決まるまであとどれくらいでしょうか?

「特許と試作品、そして成功したことを示す試験結果もすでに出ています。 なので、もうすぐでしょう。」

rnd-mixing materials-panch and daniel.png

Roxtec 材料専門担当 - Panch Svensson、主任開発エンジニア - Daniel Sträng

更新済み: