政府、銀行、病院などすべてのサービスがデータ技術に依存している現代社会では、サーバーホールの安定稼働は必須です。 社会の中で極めて重要な機能を果たすサービスを維持するため、ダウンタイムは許されません。 そのため、データセンターは水と火災に耐え、エネルギー効率の良いものでなければなりません。
データセンターを建設する前に、まずは適切な場所を選定ことが重要です。 このプロセスでは、異常気象や洪水のリスクを評価します。 過去のデータと傾向予測で、自然災害の危険に晒されやすい地域を特定することはできます。しかし、洪水危険ゾーン以外の場所や普通の降雨量でも洪水が発生する可能性は十分あり、地下水位が問題になることもあるので注意が必要です。
電気設備や電子機器が地上レベルにある場合でも、多くの場合、地下から入ってくる光ファイバーやケーブル配線と接続し、電力供給されています。 地下配線に関連する危険要因はゼロではなく、 ダクト、地下施設、配線ピットが浸水する可能性、湿気が入り込む経路になる可能性があります。
地下から屋上まで確かな水密対策
水や湿気が原因で、短絡や部分放電などの問題が急遽発生することがあります。 長期的には、絶縁材の損傷、腐食、機器の故障などの原因となる可能性があります。 損傷などの問題が実際に起きてからシリコンやフォーム剤で解決しようとするのではなく、地下ダクト専用のメカニカルシーリングソリューションで、最初から水密対策をとる必要があります。 このタイプのシールはゴムを圧縮させる仕組みのソリューションで、何年もの期間にわたり、高いレベルの水圧に耐えうる水密シールです。 地下の電力ケーブルとファイバーダクトのシール処理をすることは、水や湿気のリスクから重要なインフラを守るためにできる、最も効果的かつ費用対効果の高い方法の1つです。
地上階の設備でも、高い水密性で最適化するため効率的なメカニカルシールを使用する必要があります。 大雨の際には、外壁や屋上のケーブル・パイプ貫通部から水が浸入するリスクが高いので、ゴムを圧縮するタイプのソリューションでシール処理しましょう。
地上設備の耐火性と気密性
地上階で使うソリューションには、認証保護が得られる十分な耐火性能があるか確認しましょう。 また、選定したケーブル貫通部シールは、空気が漏れず、安定的に稼働しながら電力消費を削減できるものかチェックしましょう。 気密性が高いシーリングシステムなら、空調・冷却システムの効率的な使用が可能になります。 設備内の空調を最適に制御しながら、リスクを排除し、電力消費コストを削減できるようになります。
Roxtec は、シーリングソリューションのプロバイダーです。 複数の危険からデータセンターを保護するお手伝いをいたします。
さらに詳しい情報は、シーリングの専門家 Jason Hood がまとめたデータセンターの水害対策に関する資料をご一読ください。