大規模な石油、ガス、化学プラントのプロジェクトの従事者なら、誰しも設計時間を短縮し、複雑さを最小限に抑えたいものでしょう。 大手EPC会社の主任エンジニアたちは、ケーブルやパイプ貫通部のシーリング処理を設計するのに、オンライン設計ツールをうまく活用し始めています。 このツールは、主なCADシステムと一緒に使え、工数を削減しながらリスクを最小限に抑えます。
この設計ツールにより、時間を大幅に節約することが可能になります。 数千もの貫通部情報を一括インポートし検証できるので、数週間から数ヶ月もの設計工数を削減した例がいくつもあります。
速さと安全性の要求に応える
このツールを使用すれば、ケーブル・パイプを敷設する開口部の大きさと位置に関する、オーナーと施工業者両方の要求に容易に応えることができます。 数千ものケーブル・パイプ貫通部の情報を更新し図面を作成するのが簡単なうえ、設計の確認を確実にできるので、施工のペースを緩めずに進めることができます。
最適な製品を選択できる機能により、間違いが起こるリスクを最小限に抑えられます。 安全に携わる人にとって、貫通部の安全性検証に関するオーナーの要求に迅速かつ正確に対応できることは非常に重要です。
シンプルさに貫かれた柔軟性のメリット
エンジニアにとって次のようなシナリオは直ぐに思い当たるはずです。 ケーブルの配線計画が繰り返し変更され、壁や床の開口部の正確な寸法測定が必要になる。しかし、ケーブル、パイプ、機器に関する情報は何も無い。 このシナリオは、ケーブルが密集している貫通部でも起きる可能性があります。 そのような場合、誰も推測に推測を重ねたくないものです。
この貫通部設計ツールは、後々発生する変更にも対応しやすいよう開発されています。 このツールが、オーナーと建設作業や設備を提供する業者との間をつなぎます。 後になって設計変更でケーブルやパイプの追加が発生し、多くの図面を一度に更新する必要がある場合は非常に便利です。
新たな連携のしかた
世界中のエンジニアに使われるこのツールなら、ケーブルリストを一括インポートし設計した後、部材表、認証証明書、壁や床への開口寸法情報を出力できます。将来の増設時に必要となる予備スペースも考慮した設計が可能となります。
経験豊富なシーリングの専門家チームが側にいることも、エンジニアにとっては重要なポイントです。 基本設計から詳細設計のフェーズ、現場での施工トレーニングに至るまで、プロジェクトの進捗に沿って、シーリングの専門家が必要な情報や文書を提供します。 エンジニアの貫通部計画に合わせてさまざまに連携をします。 シームレスな連携と、ケーブル・パイプ貫通部シーリングの世界的リーダーが開発した設計ツールで、ワンランク上の正確さを実現することができます。