装甲ケーブルは過酷な環境下で広く使用されています。 装甲部分は外環境からの保護の役割を果たします。ケーブルの強度を高め損傷を防ぐことで、内部の重要な導体を守っています。 施工の中でも特に重要なポイントは、配線ケーブルが計装キャビネットや電気エンクロージャーの中に最終的に接続される箇所です。 この重要な箇所で、リスクを最小限に抑えるためにできることがあります。同時に施工時間の短縮も可能にするする方法です。
メタルクラッド、鉄線外装、あじろ外装ケーブルなどのさまざまな装甲ケーブルは、安全上の理由から、世界中の厳しい要求が課せられる産業のプロジェクトでよく使用されています。 計装や電気工事に関わるエンジニアや施工業者を悩ませる典型的な課題は、何百もの制御キャビネットやエンクロージャーに配線されるケーブルを、すべて適切にシール処理することです。 人体と設備機器の安全を確保する上で、等電位ボンディングと接地の対策は必須です。
時間のかかる作業の回避
施工担当者はケーブルの仕込み作業に多くの時間と労力を費やします。 切断したり撚ったり、もしくは「ピッグテール」で金属装甲をグラウンドに接続する作業はその一例に過ぎません。 その他には、ケーブルグランドをケーブル外径に合わせる作業もあります。追加で部品が必要になることもあります。ケーブルグランドの取付けと締付けも必要な作業です。
これが従来のやり方でしたが、 今日では、もっと効率的な最新のソリューションがあります。複数本のケーブルをシーリングすると同時に、装甲ケーブルの等電位ボンディングと接地対策ができる方法です。
優れたケーブル把持力
強力なケーブル把持力は、成功の秘訣です。 ケーブル貫通部シールの把持性能により、ケーブル接続がしっかりと固定されます。この比較的弱点となりやすい箇所も、強固に仕上げることができます。 ケーブル把持力試験の動画をぜひご覧ください。
ケーブルシーリングソリューションとは、究極的には、人命と資産の安全を守るためのものです。 そして安定的な稼働の維持には、安全なシーリングと確実な電気工事が重要なのです。