- プレスリリース
このたび、弊社 Roxtec (ロクステック) の主力製品であるケーブル・パイプ貫通部管理ソフトウェア「Roxtec Transit Operate™」が、ClassNK(一般財団法人日本海事協会)のイノベーションエンドースメントの製品・ソリューション向け認証を取得いたしました。認証書には、この製品が「過酷な海洋環境における電線・パイプ貫通部シールの取り付けとメンテナンスをサポートし、船舶の安全性を高める」「労働時間の節約とコストの削減をサポートする」と記載されており、本ソリューションの船体保全における安全性向上と造船・メンテナンスにおける労働時間削減の機能が、国際的な第三者機関から認証を得たことになります。
左から : 河上淳一氏 (日本海事協会 技術本部 技術部 部長)、村越元彰 (ロクステック・ジャパン株式会社 マネージング・ディレクター)
国際船級要件への準拠を簡素化
Roxtec Transit Operate™ は、国際船級協会連合(IACS)の水密電線貫通部に関する最新要件への準拠を保証するのに理想的です。この規則では、船主およびオペレーターが電線貫通部シールシステムの登録を維持することを義務付けています。
Roxtec Transit Operate™ は Roxtec のシーリング専門家によって開発されました。各貫通部の施工に関するすべての関連情報に簡単にアクセスでき、施工やメンテナンスの作業記録を最新の状態に保つことができます。貫通部の状況に関する情報を即座に提供し、チームメンバーおよびサプライヤーが効率的に協力できるようにします。
貫通部をオンラインで管理、長期にわたり品質の確保を実現
請負業者や船級協会の検査官と文書を共有し、資産のライフサイクル全体を通じて、変更やアップグレード後の状況を検証することが可能です。 「すべてのデータは完全に整理された一つの登録簿に同期されます。このデジタルシステムによって、シームレスな国際協力が可能になり、船舶の高い安全性を維持するのに役立ちます」とマッツ・オーマン氏は述べています。
人命と資産の保護
Roxtec(ロクステック)はモジュール式ケーブル・パイプ貫通部の世界的リーディングカンパニーです。この柔軟なシーリングシステムは、要求の厳しい産業や海上・陸上の困難なプロジェクトにおいて、様々な危険から人命と資産を保護します。当グループはシール製品、サービス、ソフトウェアを通じてお客様に貢献しています。一連のソフトウェア群 Roxtec Software Suite™ の一つである Roxtec Transit Operate™ は、設計から施工、文書保存までの作業を簡素化する相互リンクされたデジタルツールです。Roxtec は各地域に密着したサービスを提供するグローバル企業として成長してきました。1990年にスウェーデンで創業して以来、ロクステック・グループは日本を含む約30カ国に子会社を設立し、80以上の市場で事業を展開しています。各地域で電線・パイプ貫通部シールのサポートと技術ノウハウを提供しています。日本では、2007年に現地法人を設立し、それ以来、多くの日本の造船所で Roxtec シーリングソリューションが使われてきました。
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貫通部管理ソフトウェア Roxtec Transit Operate™ は日本海事協会の認証を取得しています。
また認証取得に際し、Roxtec のデジタル・ソリューションの開発責任者であるマッツ・オーマンは以下のようにコメントしています。「私たちはこのデジタル管理システムを発明・開発し、海洋産業が船舶のライフサイクル全体を通じてすべての貫通部を完全に管理し、記録・文書化し、追跡できるように支援しています。」
ロクステック・ジャパンのマネージング・ディレクターである村越元彰は、「今回の日本海事協会からの認証取得をいただいたことで、弊社製品がより安全性を確保しかつ造船・メンテナンス現場での労働力負荷軽減に貢献できることがより明白になりました。今後さらに、海事産業のデジタル化や業務効率化、安全性確保に向け、製品開発を進め市場開拓を進めていきたい」とコメントしました。