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鼠、鳥、その他の動物にとって変電所は絶好の安全な隠れ場です。しかしそういった動物たちは病気を蔓延させたり、影響を受けやすい設備を損壊したり、コストが数十万ドルにも及ぶ致命的な不具合を引き起こします。一見終わりがないようにも思える、変電所業界の鼠対策には解決策が存在するのでしょうか。
「確かにあります」とRoxtec電力セグメントの専門家Karl Mosbacherは言います。「それは動物の影響を軽減するための試験を受けているケーブルシールです。通常コントラクターと現場要員はケーブル貫通のタスクを任されると、すぐに手に入る現場のシーリング素材を利用しようとしますが、それでは不十分です。このことを考慮に入れると、ケーブルシーリングの方法は設計段階で決定するのが最善です。建物、キャビネットおよびエンクロージャーで承認されたシールを標準化できるからです」。
Karl Mosbacher
変電所が動物園になってしまうことのリスク
これまで通りだと、多くのコントラクターはケーブル貫通部をシーリングしようとするときスプレーフォームもしくはパテを使用します。しかしこれらの素材は多くの場合、鼠の侵入を阻止するには十分とは言えません。鼠は素材の弱いところをかみ砕いて、温かな建物内に入り、素材の残ったもので内部に巣を作ることさえします。
開口部があると、鼠に続いて蛇、クモやその他の昆虫が侵入してきます。そして前触れもなしに、影響を受けやすい電子装置のあるエリアが人命と設備両方を脅かすようになるのです。
「ケーブル飛び込み口は一番の侵入ポイントになっています」と、Karl Mosbacherは言います。「それで、Roxtecケーブルシーリングシステムのような動物の影響を軽減する実証済みシステムを使用して、適切にシーリングする必要があります」。
同じケーブルシーリングシステム
Karl Mosbacherは、大幅な時間短縮を実現しつつ安全性を確保したいと考えている設計者およびエンジニア向けの無料オンラインツールであるRoxtec Transit Designer™を推奨しています。それを使用すると、設計者は適切なシーリングソリューションを選択し、すべての施設で同じシールを使うよう一度で確認することができます。
「Roxtecを利用してコストを削減してください」とKarl Mosbacherは言います。「動物の影響を効果的に軽減することで、簡単に停止時間、修理および再配線のコストを回避することができます。SCADAやスイッチギアなど、変電所内の電子装置はより高性能になっているだけでなく、今まで以上に損傷を受けやすくなっています」。