Yaskawa Europeが新たな塗装用ドアオープナーロボットを開発する際、接地と、ガス、塵、爆発に対する保護のためのケーブルシールのみを必要としている訳ではないことに気づきました。将来の予備スペースも必要としていたのです。だからこそ、同社はRoxtecシールを選択しました。
テーラーメイドのシーリングソリューション
「Roxtecシールは、プロセス内の次のユーザーが穴をドリルで開けることなくケーブルを容易に追加できるので、私たちにとって理想的です」と、ドイツのAllershausenにあるYaskawa EuropeのMartin Obermairはコメントしています。
開発プロセス中に、Yaskawaの設計者とエンジニアにとって、金属プレート内で巨大なケーブルグランドを使用することは、スペース的にもコスト的にも非効率であることは明らかになっていました。システムインテグレーターとエンドユーザーにとって、必要に応じて新たな穴をドリルで開けてケーブルを追加することは非常に困難です。
「システムインテグレーターは、当社の密閉されたロボットを必要とし、必要なときにいつでも装置を施工したいと考えています。システムインテグレーターであるEisenmannは、私たちに容易にケーブルを追加できるソリューションを求めました。多くのケーブルシーリングソリューションを調査しましたが、分類された爆発エリアに対して認証済みであることなど、私たちが求める特徴すべてを備えたソリューションはごくわずかでした」
オンデマンドのシーリングソリューション
Yaskawaはサプライヤーの候補としてRoxtecを選択しました。しかし、1つ問題がありました。標準のRoxtecシールは、以前使用していたケーブルグランドのプレート用に設計された、特殊な開口部にフィットしなかったのです。その間、時間が過ぎていき、最初の納入が急速に迫っていました。
「Roxtecから丁寧で迅速な回答があり、テーラーメイドソリューションを2か月以内に提供することを約束してくれたのです。RoxtecのM. Lohmannのサポートは素晴らしかったです」
広がるシーリングの効率性
Roxtecは、必要な認証書類の準備ができ次第、カスタムのSFX BG ExシールをYaskawa Europeに提供しました。使用したケーブルは、電源ケーブル、エンコーダーケーブル、およびロボットからのエアーホースと、顧客側からのアプリケーションケーブルでした。
Yaskawaの塗装用ロボットであるMOTOMAN MPX3500と、ドアオープナーロボットであるMOTOMAN MPO10は、ミュンヘンのAutomaticaトレードショウで展示されました。Roxtecのケーブルシールと認証ラベルを備え、高レベルのパフォーマンスをデモンストレーションしていました。
「全体的な印象として、Roxtecの対応は高速で非常に満足するものでした。短期間で製品開発と納入を行うため、当社のサプライヤーは迅速である必要があります。日本の同僚にサンプルを送ったところ、彼らもRoxtecを使用し始めました」