ITサービス会社Tieto社は、かつて洞穴内にあったスウェーデン軍事施設を改築し、最先端のデータセンターへと変身させました。 同社は、新規顧客と追加機器に備え柔軟な拡張性を持たせるため、Roxtecのケーブルとパイプ貫通部シールを採用しました。
シールは、火災や浸水などの複数のリスクからデータセンターを守ります。そして、区画化されたセキュリティゾーンの気密性を維持し、効率的に冷却することができるようになります。 しかし、継続稼働のためには、防火、水密性能以外に考慮すべきことがあります。 Roxtecの柔軟なシーリングソリューションなら、予備スペースを確保しておけるので、繰り返しアップグレード作業をしつつ安定した継続稼働を維持できます。
「私たちが開発しているのは、完全にスケーラブルなシステムなので、Roxtecシールを使うことは理にかなっています。 このシールのおかげで、稼働中でも新しいケーブルを配線しアップグレードする作業が簡単にできます。」と、Tieto社のプロジェクトマネージャーであるBengt Asplund氏は話します。
調整しやすく短時間作業
シールは開閉可能で扱いやすく、コンピューターを切断せずにケーブルを簡単に追加できます。 Tieto社の担当者は、レイヤーを剥して様々な外径のケーブルやパイプにフィットするよう調整できるMultidiameter™がお気に入りです。
「1つのソリューションで、あらゆるサイズや種類のケーブルやパイプに対応できるのは実用的です。」
堅牢かつ柔軟
この地下施設は、まさに難攻不落の要塞のようです。 確実に貫通部処理された内壁の層で遮断され、火、ガス、水の危険から守られています。 電力供給は最大出力を想定し、追加の機器にも給電できるよう準備されています。 この将来の拡張を可能にするため、Roxtecシールが鍵となる役割を果たしています。
Roxtecを選ぶ理由
- 高い安全要求に応える保護性能
- 迅速で簡単な施工
- 将来の予備スペース
- アップグレードへの柔軟性
- Roxtec開発のMultidiameter™
Project facts
プロジェクト
スケーラブル・データセンターの建設 (スウェーデンのストックホルム)
事業者
Tieto社
設計/エンジニアリング/建設/施工
Tieto社、Pefo Bygg社、Enaco社
洞穴設計とセキュリティ
スウェーデン要塞庁 (FortV)
用途
ケーブルとパイプの基礎導入口および部屋壁と床貫通部のシーリング
シーリング要望
EI 120 Dに準拠した耐火性、水密性、EMP(電磁パルス)対策
ロクステック製品
本プロジェクトで採用さたシーリングソリューション: