通信ネットワークは必ず正常に稼働していなくてはなりません。 だからこそ、通信サービス会社テリア・ノルウェー社はRoxtecケーブルシールを採用しました。
携帯電話通信網の事業者であり運営会社であるテリア社には、主に次の3つの条件を満たす必要がありました。そこで、2014年以降に構築、アップグレードされた基地局にはRoxtec BG™Bシールを採用しています。
- 高いコストを払うことになる落雷によるダウンタイムを回避する接地対策
- 火災や水からの機器の保護
- より多くのケーブルをシールできることと、将来他社へ回線を貸出すためのスペースの確保
「条件を満たす容量、密性が確保でき、接地対策もできています」 と、テリア・ノルウェー社の土木工事の技術責任者であるマーティン・ギレンハンマール(Martin Gyllenhammar)氏は言います。
追加ケーブルの容量
数千の基地局を持つテリア社の通信ネットワークは、ノルウェー国内のの山々、森林、海岸線を網羅しています。 他の通信会社にも自社回線を貸出すので、他社が使う新しいケーブルや機器のためにスペースを確保しておくことが不可欠です。 テリア社はまた、新しいテクノロジーを導入することもあります。
Roxtecシールは、以前に使っていた収縮チューブ付きの貫通部プレートよりも必要なスペースが少なくて済みます。 また、将来の予備スペースも確保しておけるので、先の需要への計画を簡素化できます。 施工担当者はシールを開けて追加ケーブルを通すだけなので、追加の穴開けは不要ですし、コストも発生しません。 未来への鍵は、最大数のケーブル収納力を備えた多くの小規模基地です。
環境からの脅威に対する保護
Roxtecのシール製品は耐火性と水密性に優れ、継続的な稼働を保証します。 機器は安全で乾燥した状態を維持することができます。屋内の環境は一定に保たれ、害虫や小動物による光ファイバーの損傷を回避できます。
「当社では重要基地の安全を確保しています。技術室に取り込むケーブルは落雷に備えて、アースへの接続を効率的に行う必要があります」 と、マーティン・ギレンハンマール(Martin Gyllenhammar)氏は言います。
ソリューションの標準化
すべての施工請負業者には、同じ最適キットとオンライン設計ツールRoxtec Transit Designer™を使用してもらいます。 この設計ツールを使うことで、テリア社ではすべての貫通部を文書として記録し、その情報を施工担当者に渡すことが可能になります。 すべての作業に特殊なツールは不要で、火気使用許可無しで行えます。 そして、追加ケーブルの配線でシールを開く時まで、シェルターは密閉されます。
テリア社によると、ノルウェーのある地域では1か月あたり
30回 もの落雷が記録されています。
ロクステックを選ぶ理由
- 落雷の影響から保護する
- ボンディングと接地
- 水密性と気密性
- ネズミ類および昆虫に対するバリア
- スペース効率と予備収納スペースの確保
ノルウェー・テリア社の採用事例についてPDF版をダウンロードする
Project facts
プロジェクト
ノルウェー全土の通信基地局の開発
事業者と設計者
テリア・ノルウェー社
用途
シェルター内へ取込むケーブルの貫通部密閉と接地
必須要件
• 水密性
• 耐火性
• ボンディングと接地
ロクステック製品
Roxtec BG™ B (ボンディングと接地) 貫通部シーリング