プレキャスト・コンクリートを製造するフランスのメーカー Stradal 社は、工場でマンホールを製造する工程で Roxtec ノックアウトスリーブを埋め込んでいます。 建設期間中でも密閉状態を維持できる構造で、現場で施工担当者がケーブル、パイプ、電線管周りのシール処理を行う作業が簡単になります。
「私たちのチームは、Roxtec チームとノウハウを共有することに特に意欲を燃やしていました」と、Stradal 社の Jean-Baptiste Dardonville 氏 (マーケットマネージャー・革新的ソリューションおよび製品担当) が話してくれました。 「Roxtec シーリングソリューションが埋め込まれた Stradal 製のプレキャスト・コンクリートのピットは、データセンターの安全上の課題に対処できるもので、リセでの前回の大規模案件と同様の素晴らしい協業となりました。 防水と同時に火災やネズミからの保護は、重要な社会インフラが直面している課題です」。
Roxtec ノックアウトスリーブを埋め込んだこのプレハブマンホールは、データセンターのプロジェクト「Colt」と「Colt 2」で採用されましたが、その他のさまざまな建物にも使えます。 Stradal 社は、いくつかの理由から、このソリューションをエンドユーザーに勧めています。 ケーブル、パイプ、電線管の敷設を待っている期間は、ノックアウトスリーブが防水性を維持し、ネズミの被害から守ります。
穴あけ不要
施工担当者にとっては、地下管路口でのケーブルとパイプの取り回し作業がしやすくなるメリットがあります。 スリーブがすでに仕込まれた状態なので、施工時間を大幅に削減できます。 ドリルでの穴あけ作業は不要になります。多くの場合、漏れを回避するには、穴あけは精度が求められるコストとリスクの高い作業です。 今回は、スリーブに付いているプレートを打ち抜くだけでした。あとは適応性に優れた Roxtec UG™ シールをスリーブに挿入するだけで、ケーブル、パイプ、電線管の周囲を締め付け、管路口を安全に密閉することができます。
競争力を高めるソリューション
製造工程で Roxtec ノックアウトスリーブ 100、150、200 を標準装備し、どの Roxtec UG™ ソリューションを使うかは施工業者が選定できるようにしました。Stradal 社にとってこれは、自社製品の価値を高め、競合他社に差をつけて市場シェアを確保する戦略です。 予め密閉できるスリーブの未使用の開口部は、更新工事でケーブルやパイプを増設するための予備スペースとして使えます。
「これらのソリューションが、原子力発電所、空港、衛生施設など、他の分野にもすぐに適応されることは間違いありません」と、Jean-Baptiste Dardonville 氏は話します。 「私たちのチームは、Roxtec との最高のパートナーシップを継続することを熱望しています。Roxtec の高いプロ意識と顧客に合わせたサービスのおかげで、私たちはすべての顧客の技術的な制約に対応することができます」。
Roxtec が選ばれる理由
- 配線配管前の密閉
- 防水
- 防鼠
- すぐに使える
- シンプルなシール処理作業
フランス Stradal 社の導入事例(PDF 版) をダウンロード
プロジェクト詳細
プロジェクト
密閉処理済みマンホールのプレハブ製造
プロジェクトに関わった企業
事業者 ・設計・エンジニアリング担当 ‐ Stradal 社
用途
プレハブマンホールのケーブル、パイプ、電線管管路口の事前密閉処理
シーリング要求
防水、防鼠
Roxtec 製品
Roxtec ノックアウトスリーブ、Roxtec UG™ シール