中国・昆明市は洪水に弱く、水処理インフラも老朽化しています。 そこで、地下ポンプ場への雨水の流入と電力システムの故障を防ぐために、市の施設管理会社は Roxtec のシール処理ソリューションを採用することにしました。
配線引込貫通部の古いコンパウンドにひびが入っていたことが原因で、ポンプ室や配電室に雨水が流入したのがきっかけでした。 洪水は火災まで引き起こして電気設備を破壊したため、莫大な経済的損失が生じました。 Kunming Municipal Drainage Facility Management 社は、水、ガス、火に対する保護要求を満たすために、ケーブル引込口の改修工事をすることを決定しました。 昆明市の各ポンプ場には、配電室に引き込まれる様々なサイズの電力ケーブルが 100 本以上もありました。
オンラインと現場でのサポート
Roxtec はプロジェクトで重要な役割を果たし、シール処理のために柔軟性、信頼性、耐水性の高い B 貫通部を提案しました。 改修工事に便利なデザインで、施工性が高く、ケーブルや壁を傷めないソリューションです。
「オンライン設計ツールの Roxtec Transit Designer™ で最適なソリューションを見つけられました。 図面は分かりやすく、Roxtec のテクニカルエンジニアが実演して教えてくれたので、正しい施工基準を理解することができました。 今回の改修工事の後、私たちのポンプ場では浸水することがなくなりました」と市の施設管理会社のエンジニア Gan Zihong 氏が話してくれました。
将来に備えたソリューション
中国では、水害の多い都市に緑を増やして水を吸収させる「スポンジ・シティ構想」が進められています。 ポンプ場の改修工事の期間中は雨が続いていたので、浸水や排水作業が必要になるリスクがありました。 しかし、改修が完了した配電室では、即時に効果があらわれ、乾燥した状態で設備の稼働を続けることができました。
「Roxtec の保護性能は非常に優れています。 メンテナンスに費やす作業時間とコストを削減することができました。 今回のプロジェクトでは、将来のアップグレード工事に備えて 20 %の予備スペースを確保しました」と、Gan Zihong 氏は話します。
Roxtec が選ばれる理由
- Multidiameter™ - 剥がせるレイヤーで異なる外径のケーブルに対応可能
- スポンジ・シティ構想のニーズを満たす
- 世界中で成功実績多数
- 施工、メンテナンス、アップグレード工事が容易
- 現場サポートとアフターサービスの充実
Projects facts
プロジェクト
中国・昆明市の都市型ポンプ場の改修工事
プロジェクトに関わった企業
事業主、設計、施工 – Kunming Municipal Drainage Facility Management 社
用途
高電圧および低電圧配電室の壁に設けられた配線引込貫通部
シーリング要求
耐水性、耐火性、防食性、配線管理、ネズミ対策
Roxtec 製品
Roxtec B 貫通部