Kvasir グループは、ミドルズブラにある UK Docks Teesside で、英国海軍唯一の砕氷船「HMS プロテクター」に氷荷重監視システムの施工を行う際に Roxtec TB (タンク境界) シールを採用しました。 水密性と気密性において顧客が求める要求は高く、この製品が唯一条件を満たせる認証済みのシーリングソリューションでした。
UK Docks Marine Services North 社は、2019 年 4 月以来、海軍の艦艇を長期的にサポートしています。艦艇「HMS プロテクター」は、英国の任務を担って南極で厳しい業務に従事しています。 UK Docks Teesside で改造・更新工事を行う際、UK Docks は Kvasir グループを指名しました。
「タンク境界の壁に、一本から複数本のセンサーケーブルを貫通させる必要がありました」と Kvasir グループ の Jeff Clark 氏 (オペレーション・ディレクター) が話してくれました。 「Roxtec は、タンク境界に適した性能認証を受けているシールとスリーブで手助けしてくれました。シール処理に使う芯棒も特注で制作してくれました」。
Kvasir グループと電線貫通部シーリングの専門家である Roxtec の間には、長年にわたる緊密な関係があります。 今回は新しい設備の施工で、技術的な要件も新しいものだったので、Kvasir グループは長年のパートナーに相談したところ、 Roxtec UK が素早く対応し、スウェーデン本社の技術チームと営業サポートチームが解決策を提案することができました。
「Roxtec は、タンク境界での使用に最適で認証されたシールとスリーブを提供してくれました」
修繕工事後の品質保証
Kvasir グループが選んだのは、 Roxtec TB シールと Roxtec SL TB スリーブがセットになったソリューションでした。主な理由は、用途とシール性能において認証を受けていた点です。 このシールは、センサーケーブル 1 本の開口部、センサーケーブル 2 本の開口部、センサーケーブル 6 本の開口部に使用されました。 ケーブル外径は全て 9.6 mm でした。 Roxtec の担当者は、ケーブル貫通部シールの施工後に目視点検を行い、品質と安全性を確認しました。裏付けとなる情報を船級協会である DNV と共有しました。
Roxtec が選ばれる理由
- 高い圧力がかかる用途で認証済み
- タンク境界での使用が認証済み
- 修繕・更新工事に適したシーリングソリューション
- 特注対応ができるサービスとサポート
- ケーブル貫通部シール施工後の品質検査
Project facts
プロジェクト
海軍支援艦への氷荷重監視システムの導入 (英国, ミドルズブラ)
プロジェクトに関わった企業
船主 – 英国海軍
施工請負業者 – Kvasir 社
施工請負業者 – UK Docks Marine Services North 社
用途
海軍艦艇のタンク境界を通るセンサーケーブルの貫通部シール処理
シーリング要求
高い圧力がかかる用途で認証されていること
認証された保護性能
Roxtec 製品
シール、スリーブ、特注の芯棒がセットになった Roxtec TB (タンク境界) キット
施工写真
