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造船所のスタンダードを一段上に

Fassmer 造船所は Roxtec 配管シールを選びました。

造船所のスタンダードを一段上に

船内の配管貫通部をシール処理する際に重要なことは何でしょうか? まず、シール製品は認証された保護を提供する必要があります。さらに、1本でも複数本でもサイズが異る配管を扱いやすく、使用スペースを節約できることも重要となります。 そこで、Fassmer 造船所は、造船所の標準として Roxtec 配管シールを加えることに決めました。

「配管サイズを詳細に決定しなくても、開口部を1つ設計して準備しておけばいいので便利です。 建造中に実際の配管を何本か開口部に通し、シール材をパイプの外径に合わせて調整するだけです。 後で配管を追加することもできます」と、Fassmer 造船部門のシニア 3D コーディネーターである Alla Klatt 氏は語ります。

Klatt 氏は、 配管貫通部に Roxtec シールを造船所の標準としてなぜ採用したのか、明確な回答を持っています。  

「柔軟性です。 これなら、コンクリートを取除いたり、新たに穴をあけて埋め直すことなく、変更を加えることができます。」   

選ばれたシーリングソリューション

この造船所標準はすべての案件に適用され、すべての施工業者が従うことになります。 つまり、保護要求の厳しい用途では、通常工法のシーリングプラグやコンクリートコンパウンドの代わりに Roxtec 配管シーリングソリューションを使用していくということです。 Fassmer 造船所機械部門の Marc Bröker 氏は、Roxtec シール製品の方がきれいに収まるデザインで、複数のパイプを近接させてシール処理できると考えています。 そして、配管を増設する時も作業は簡単です。

「貫通部を開いてパイプを追加し再び閉じる、それだけです。しかも、デッキや隔壁の片側からの作業で済みます。プラグやコンクリートのように、両側から作業をしなくていいのです。」 

火気作業は不要 

Fassmer 造船所は、建造する船内に Roxtec 配管シールとケーブル貫通部シールを採用することで、火、ガス、水からの保護を確保し、同時に騒音や振動を減衰することもできました。 金属配管用のシーリング製品 Roxtec SPM™ は溶接がいらないデザインなので、建造段階でのシーリング作業や火気作業ができない場所では、特に革新的なシーリング方法として受け入れられました。   

「これで、LNG 動力の船舶であっても、建造終盤での新規配管も簡単に施工できるようになりました」と Marc Bröker 氏は語ります。 

Roxtec の配管シールは、私たちの造船所で標準になりました。
Fassmer 造船部門シニア 3D コーディネーター Alla Klatt氏

Roxtec を選ぶ理由 

  • 認証された保護
  • 面積効率の高いシーリング
  • 溶接不要のシーリング方法
  • 騒音や振動を減衰
  • 異なる外径のケーブルやパイプにフィットする柔軟性 

Project facts

プロジェクト

ドイツのベルンにある造船所の建造案件

用途

デッキと隔壁のケーブル・パイプ貫通部のシーリング

シーリング要望

耐火、気密、水密

Roxtec 製品

Roxtec S 貫通部、Roxtec SPM™シール、カスタマイズ版の Roxtec H シール

プロジェクトに関わった企業

Fassmer 造船所 - 設計、建造、施工